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4月2日(土)「一家に一台!ロケットストーブ講座」を開催しました。

今回が2回めとなるロケットストーブ講座。会場は宮城県仙台市の秋保木の家。

そして講師には今回も石井洋子さんにおいでいただきました。石井さんは元気象庁職員、元南極越冬隊勤務をされた方です。

当日は好天にも恵まれ、石井さんに教えていただきながら参加者どうし和気あいあいと楽しく製作に取り組み、約2時間で全員のロケットストーブが完成しました。


ロケッストーブの材料は、ペール缶2個、3種類の煙突のパーツ、煙突の蓋、ボルト、断熱材となるパーライトです。石井さんのロケットストーブにはこの他に五徳も付けるので使い勝手が良い物となります。


製作の手順をおおまかに書いてみました。

①ペール缶(上)の底面と、ペール缶(下)の側面に煙突を通す穴を開ける。

中央に開けた小さな穴から金ばさみで放射状に切り込みを入れ、内側に折り込む。

②二つのペール缶をボルトで止めるための穴を4か所開ける。

穴の位置がずれないように仮止めしながら一か所ずつ開ける。

③煙突のパーツに穴を開けて、ボルトで固定する。

④ペール缶(上)の底部を切り離す。

⑤上下のペール缶をボルトで固定する。

⑥④で切り離した底部に五徳の脚を差し込む穴を開け、五徳をつける。

⑦ペール缶に煙突をセットする。

⑧ペール缶内にパーライトを入れる。パーライトが煙突の中に入らないようにふたをかぶせて作業すると良い。作業が終わればふたは外す。

⑨五徳をのせて完成。


ペール缶に煙突のパーツを通すための穴を開ける作業は電動工具と金切りばさみを使います。ペール缶や煙突パーツにボルトを通すための穴を開ける作業にも電動の工具を使います。初めて工具を使う方や中学生さんもすぐに作業に慣れた様子で意外と簡単にできました。

ペール缶の底を切り離す作業は少しこつがいりましたが、参加者どうしでまた伝のスタッフと協力して作っていくのはとても楽しい時間でした。




こちらが出来上がったロケットストーブです。


燃料は小枝や松ぼっくりなど。何でもよく燃えます。よく乾いたものを使って下さい。燃料は写真のように焚口に入れます。火がつきやすいようにスギの葉も入れると良いです

点火する時は煙突(下)のふたを外しておきます。点火して煙突の上部(五徳の方)への流れがでたら蓋をします。写真はふたをした状態です。

煙が出るのは始めの短時間だけで、すぐに安定した燃焼となることに皆さん感心されていました。燃焼効率も良くやかんのお湯がすぐに沸くのでした。この優れた燃焼がロケットストーブの大きな特徴です。

火入れを体験した私には、周りに落ちている枝などが全部燃料のように見えていました。



製作の後は昼食タイム。伝のスタッフ特製の芋煮や総菜を楽しんでいただきました。

ふだんからロケットストーブで煮炊きしていらっしゃる石井さんからは、ロケットストーブで焼いたパンをいただきました。参加した方からはロケットストーブでパンを焼いてみたいという感想も!

さらに石井さんの南極での貴重なお話をお聞きすることもできてとても楽しい時間となりました。


アウトドアや災害時に役立つロケットストーブ。

作って楽しい、使って役立つロケットストーブ。

次は自分でロケットストーブを作ってみませんか?


三陸&東海防災フォーラム伝では、今後もロケットストーブ講座を企画して参ります。

今年は「防災サバイバルキャンプ」でもロケットストーブのプログラムを実施します!

日程等は決まり次第ホームページ他でお知らせして参りますので、どうぞ皆様でご参加ください。

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